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淋病(淋菌感染症)
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一度かかったら免疫ができますか?
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淋病(淋菌感染症)は一度かかっても免疫ができず何度でも感染します。
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淋菌に感染して治癒しても免疫はできません。新たに淋菌が侵入すれば再感染しますから、治療の際はパートナーの淋菌感染についても検査を行い、感染があれば同時に治療することでお互いに感染させあってしまうピンポン感染を防ぐことが大切です。 -
淋菌感染症にはどんな治療をしますか?
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淋病は治療の難しい性病の一つです。淋菌は抗生剤により治療しますが薬が効きにくい淋菌(耐性淋菌)が増加しています。現在、淋菌の標準的治療は点滴です。
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淋菌は薬に対する耐性を獲得しやすい菌で、過去に効果のあった薬への耐性化により一回の治療では治癒に至らない症例の報告が増えています。
現在の標準的治療は点滴で、1回の点滴により2週間かかって淋菌が死滅します。耐性淋菌の場合、抗生剤の種類を変えて治療します。薬によっては咽頭の淋菌感染に効きにくいものもありますので、性器の淋菌感染が陽性の場合、のどの淋菌感染の可能性を精査することも重要です。 -
淋菌が感染するのは性器だけですか?
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淋菌は性器の他にのどや直腸、眼にも感染します。
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淋菌はオーラルセックスにより咽頭(のど)に感染します。淋菌が咽頭に感染しても無症状のことが多く、あっても軽い風邪の際にみられるのどの痛み程度の症状です。アナルセックスでは直腸に感染します。
淋菌性直腸感染は多くが無症状ですが肛門のかゆみや痛みなどを伴うこともあります。
淋菌は眼にも感染します。淋菌の眼感染症は分娩時の産道感染による新生児の罹患が多いですが、成人でもまれに淋菌性結膜炎を起こし多量の膿性分泌液を見ることがあります。 -
症状が無ければ放置しても大丈夫ですか?
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淋菌感染症は放置すると悪化して男性では精巣上体炎、女性では子宮内膜炎や腹膜炎を起こすことがあります。
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淋菌感染症は症状が無くても放置されると感染が拡大することがあります。男性では、淋菌が尿道から精子の通り道を上行し睾丸の上に接する部分(精巣上体)に感染が拡がり陰嚢の中が腫れることがあります。はじめは片側ですが治療しないと両側性となり、治療後に無精子症となることがあります。 女性では子宮から卵管や卵巣まで感染が拡大して不妊症や子宮外妊娠の原因となったり、さらに腹腔内に感染が拡大すると腹膜炎や肝臓の周囲まで炎症を起こすことがあります。 -
淋菌に感染するとどんな症状が出ますか?
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男性では尿道の痛みと尿道からの多量の膿が典型的な症状ですが、症状が無いケースも増えています。
女性では、おりものの増量などがみられることもありますが、男性よりさらに無症状のことが多いです。more
男性の典型例では、感染から2日~1週間の潜伏期間の後に排尿時の痛みや尿道から分泌物が出るなどの尿道炎の症状が現れます。淋菌感染症の分泌物は膿性で黄白色、量が多いのが特徴です。
しかし近年では症状が典型的でないものや無症状の症例も増加しています。女性では主に子宮頚管炎を起こし、おりものの増量や不正出血がみられることがありますが、男性より症状が軽く、自覚症状が無いことも多いため、放置されているケースが多数あります。そのため、医療機関から報告される女性の感染者数は男性の感染者に比べて極端に少ない状況です。 -
淋病ってどんな病気ですか?
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淋病は淋菌による性感染症で淋菌感染症とも呼ばれます。
淋菌は粘膜から離れるととても弱い菌なので性行為以外で感染することはほとんどありません。more
淋病(淋菌感染症)は淋菌による性感染症です。淋菌は温度の変化や乾燥などによって簡単に死んでしまう菌で感染経路はほとんどが性行為に限定されますが、性病としての感染力は非常に強く1回の性行為による感染率は30%程度です。
淋病(淋菌感染症)
淋菌感染があるとクラミジアにも感染していることがあるので、腹痛などある場合は同時検査をおすすめします。近年では耐性菌も増加してきているので注意が必要です。
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