第98回日本感染症学会学術講演会に参加しました。
6月27日から29日までの3日間、神戸市で開催された第98回日本感染症学会学術講演会に参加しました。本学術講演会では感染症の診断、治療、検査などについて多くの発表や講演があり、どの発表もたいへん興味深く、私たちにとってたいへん勉強になりました。
弊社の郵送検査サービスと関連が深い性感染症分野におきましては、クラミジア感染症が男女ともに若い世代を中心に増加していること、梅毒も感染者数が増加しており、特に若い女性に急増中であることが発表されていました。梅毒は妊婦からおなかの赤ちゃんにも感染し、さまざまな先天異常を引き起こします。また、近年、マイコプラズマと呼ばれる、性器に感染して尿道炎や子宮頸管炎を引き起こすマイコプラズマ感染症も注目されており、薬剤耐性化が進み治療が難しいケースがあることから、使用する抗菌薬についての実例や薬剤耐性変異を検出する検査法が紹介されていました。性感染症は自覚症状が乏しいため、検査を進んで受けないと感染しているかどうかわかりません。淋菌のように感染伝達率が高い性感染症もあるため、まずは検査を受けることの重要性を本学術講演会で改めて認識させられました。
私たちは今回学んだことを活かし、より良いサービスをご提供することでみなさまに還元してまいります。そして、社員一同、今後もよりいっそう研鑽を積んでまいります。